トピックス

上部内視鏡(マロリーワイズ症候群)
トピックス · 06日 6月 2026
マロリーワイズ症候群とは、激しい嘔吐を何度か繰り返すと急激に腹圧が上昇し、胃と食道の境界部付近の粘膜が損傷して出血する病気です。激しく嘔吐を繰り返すことで腹圧が上昇すると、食道胃接合部付近の胃粘膜は食道内に押し上げられます。そのような物理的な動きや腹圧がかかることにより、粘膜損傷を起こし吐血します。はじめは嘔吐しても血液が混じっていなかったのに、何度か嘔吐を繰り返したのちに新鮮な血液を嘔吐するというのが、典型的なマロリーワイズ症候群の病状経過です。一見すると重篤な病気の様に感じられるものの、マロリーワイズ症候群では多くの場合で腹痛や胸痛を認めることもなく、嘔吐などの腹圧上昇を起こす要因が改善すれば自然に止血され、多くの場合は制酸薬や吐き気止めの投与により自然に改善します。マロリーワイズ症候群は、内視鏡では胃食道部付近の裂創を認め、多くの場合には自然止血する者の、傷が深く露出血管を伴うよう名場合には、内視鏡による止血処置が必要になることもあります。(さらに詳しい説明と画像が見たい方は、「続きを読む」を押して下さい)

クリニック来院一万人
トピックス · 08日 5月 2026
たなべ内科クリニックは、令和3年3月3日に呉市広の広商店街で開院しました。そして約5年2か月後の本日令和8年5月8日、ついに1万人目の患者さんが来院されました。初めて受診された患者さんのカルテ番号は1101番で、この5年間で多くの方に受診いただき、本日カルテ番号11100番の患者さんが節目となりました。当院は胃カメラや大腸カメラによる内視鏡検査を専門とする消化器内科で、これまで主に消化器疾患の診療を中心に行ってきました。また、令和2年から世界的に流行した新型コロナウイルス感染症にも、開院当初から診療・治療やワクチン接種を通して地域医療に微力ながら貢献してきました。これからも地域の皆さまの健康を支えるため、スタッフ一同努力を続けてまいりますので、よろしくお願いします。

腹部膨満
トピックス · 05日 5月 2026
腹部膨満感は何らかの原因で腹部の張りを自覚する症状で、腹腔内に腹部を膨らませる物資が貯留することなどにより起こります。腹部膨満を起こす原因は、消化管内容物の増加、腫瘍、腹水貯留、婦人科疾患、その他の原因に大きく分けられますが、複数の要素が症状の発生に関与していることもあります。消化管内に内容物が溜まることにより起こる腹部膨満には、腸閉塞や腫瘍による腸管閉塞のように物理的に腸管内腔が閉塞することで生じる器質的なものと、便秘や機能性胃腸症のように器質的な閉塞部位は認めないものの胃腸の運動機能の低下により起こる機能的なものがあります。また、種々の原因により腹水が貯留することで腹部膨満が生じたり、腹腔内の腫瘍性病変や嚢胞性病変、婦人科疾患、尿閉などでも腹部膨満はおこります。このように腹部膨満の原因は多岐にわたるため、腹部の張り以外に併存する症状などからその原因をある程度絞り込んだうえで、エコーやCT、内視鏡による画像検査や、血液検査などを行うことで原因を特定し、原因に応じて適切な治療を選択することが必要になります。(さらに詳しい説明を見たい方は、「続きを読む」を押して下さい。)

超音波検査(腹水⑤)
トピックス · 25日 4月 2026
エコーで腹水が見つかった場合、肝炎や肝硬変、膵炎などの腹部臓器の炎症や、憩室炎や消化管穿孔といった消化管の炎症が原因となることがありますが、腹腔内の腫瘍、特に悪性腫瘍が原因となる場合もあり注意が必要です。中でも卵巣癌では高度な腹水貯留を起こしやすく、急速に腹部膨満が進むことがあります。卵巣癌では、しばしばモリソン窩からダグラス窩にかけて高度腹水を認め、腫大した卵巣がエコーで確認できます。嚢胞性卵巣腫瘍では、悪性の場合には隔壁の肥厚や充実性成分を伴うことがしばしばあります。卵巣癌では、時に多量の腹水貯留を認め、腹腔内の腹膜、腸間膜、ダグラス窩、モリソン窩などに腹水を通じて癌が播種し、塊状の腫瘤を形成します。腹腔内へ播種した腫瘤が大網で塊状の腫瘤を形成すると、オメンタル ケーキ(大網ケーキ)と呼ばれ、一部の腸管や腸間膜と腹膜播種した腫瘤が一塊となった像を示します。(さらに詳しい説明や画像が見たい方は、「続きを読む」を押して下さい。)

レモンの収穫
トピックス · 14日 4月 2026
たなべ内科クリニックのシンボルツリーであるレモンの木には、昨年から少ないながらも実がついていました。暖かくなるにつれて花のつぼみも出始め、本日、実っていたレモンを収穫しました。大きく黄色いレモンが4個と、梅の実のように小さな実が1個なっていました。これからさらに暖かくなれば、つぼみがどんどん大きくなり、来年もたくさんの実をつけてくれることを楽しみにしています。

開院5周年の掛け時計
トピックス · 30日 3月 2026
開業時からクリニックの受付にかけていた掛け時計が、昨年の年末ごろから調子が悪くなっていました。電波時計であるものの、自動で時刻を合わせる機能が壊れてしまったのか、全然違った時間を示すことがよくあるようになっていました。クリニックの待合で待っていただいている患者さんに正確な時間をお知らせするために、新たに掛け時計を購入しなくてはいけないと思っていましたが、たなべ内科クリニック開院5周年を記念して、クリニックのスタッフ皆さん一同よりこの度素敵な掛け時計をプレゼントしていただきました。真っ白の綺麗な掛け時計で、1時間ごとに素敵な音楽が流れます。クラッシックやジャズ、イージーリスニング、童謡など全部で30曲もの曲が、落ち着いたオルゴールの音色をランダムに奏でてくれます。小さなからくり人形が音楽に合わせて踊り、くるくるとまわるのも素敵で、人形の踊りと音楽の音色に心が癒されます。クリニックが開業してこの5年間はあっという間でしたが、クリニックが軌道に乗るまでしっかり支えてくれたスタッフに本当に感謝するとともに、これからも地域の皆さんの健康維持に貢献できるように頑張っていきたいと思っています。

生活習慣病について
トピックス · 23日 3月 2026
生活習慣病とは、糖尿病や脂質異常症(高脂血症)、高血圧、高尿酸血症などのように、その発症原因に食事や運動、飲酒や喫煙などの生活習慣が深く関与している病気の総称です。生活習慣病は短期間であれば自覚症状がないことがほとんどですが、これらの状態が長期間持続すると体中の血管に動脈硬化を引き起こし、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害や、狭心症・心筋梗塞などの虚血性心疾患といった命に関わる深刻な病気の原因となります。生活習慣病の発症には日々の食生活などの生活習慣が大きく関わっており、高血圧では塩分、糖尿病では糖、高脂血症では脂質、高尿酸血症では尿酸のもととなるプリン体の過剰摂取がその一因となっています。そして、生活習慣病は複数が併存していることも多く、これら疾患と肥満を合併する状態は、肥満症(メタボリックシンドローム)と総称されます。そのため生活習慣病の治療では、適度な食事と運動を心がけ規則正しい生活を送ることが必要です。ただし生活習慣病の発症には生活習慣のみならず体質的な要因も関与しているために、生活習慣の改善を行っても病状が改善しない場合には内服薬などによる継続した治療を行う必要があります。

超音波検査(腹腔内出血)
トピックス · 15日 2月 2026
何らかの原因により腹腔内で出血を起こすと、腹腔内に貯留した血液が腹水としてエコーで観察され、そのことが診断の手がかりになることがあります。脾臓損傷による腹腔内出血では、脾臓内部は黒色部と白色部がまだらにみえ、これは挫傷した脾臓の組織を反映し、損傷した脾臓からの腹腔内への出血が腸管の間や肝臓周囲や骨盤内に黒色の腹水の像として確認されることがあります。卵巣は生理周期に応じて大きさや形が変化しますが、この卵巣から出血すると強い腹痛を認めるとともに腹腔内に大量出血をきたすことがあります。卵巣は排卵後の黄体期に黄体嚢胞を形成することがあり、卵巣出血ではこの黄体嚢胞から出血することが多いです。卵巣出血でも肝臓周囲やモリソン窩、また骨盤内に貯留した腹腔内出血が、エコーで黒色の腹水のような像に見えることがあります。エコーで腹腔内出血をよく見ると、単なる真っ黒の液体としてではなく黒色霧状にみえ、これは血液成分を伴う高密度の濃度の高い浸出液であるために霧状に見えています。また、黄体嚢胞は出血により嚢胞壁は緊満感がない状態に見えます。(さらに詳しい説明や画像が見たい方は、「続きを読む」を押して下さい。)

雪とレモン
トピックス · 09日 2月 2026
2月8日には、この冬一番の寒波による降雪のために、呉市広でも一面に雪が積もり、真っ白な雪景色が2月9日には見られました。たなべ内科クリニックのシンボルツリーのレモンの木にも雪がふり、葉や枝の上に雪が積もっています。12月以降に寒くなり、鮮やかな黄色のレモンの実をつけていましたが、今日はその黄色いレモンの実にも真っ白な雪が積もっています。緑の葉にも雪が積もり、また葉の先端には短いながらツララができていました。たなべ内科クリニックのレモンの木は、ビアフランカという種類のレモンで、原産地は暖かい地中海です。このような寒さには強くないと思われ、レモンの木にダメージがないものか少し心配ではありますが、普段あまり見ることのない雪の積もったレモンの木は、真っ白な雪と黄色のレモンの実が綺麗なコントラストを示していました。

2月のレモン
トピックス · 02日 2月 2026
2月になってもまだまだ寒い日が続いています。たなべ内科クリニックのシンボルツリーであるレモンの木には、黄色く大きくなったレモンの実がなっています。夏から秋に変えて緑だったレモンの実も、冬になってきて黄緑色から黄色に変化してきており、今は鮮やかな黄色の実をつけています。たなべ内科クリニックのレモンの木には、今年は計4個の実がなっています。数は少ないものの鮮やかな黄色の大きい実をつけています。レモンの実の花言葉は、熱意や情熱とのことです。たなべ内科クリニックでも、「実りある地域医療」を目指して熱意と情熱をもって、少しでも地域医療に貢献できればと考え職員一同努力していきたいと思っております。

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