トピックス

下痢
トピックス · 16日 6月 2024
下痢とは水分を多く含んだ軟便や水様の便がでる症状で、発症して2週間以内の急性の下痢と、4週間以上持続している慢性の下痢に分けられます。急性の下痢でもっと多いものは、ウイルスや細菌などによる感染性胃腸炎による下痢です。ウイルス性腸炎では十分な水分摂取を心がけ、お腹に優しい食事をする保存的治療で改善しますが、粘膜障害の強い一部の細菌性腸炎では抗生剤による治療が必要になることもあります。また、摂取した薬剤や食品などの影響により急性の下痢が起こることもあります。4週間以上持続する慢性の下痢のうち頻度が高いものとして、ストレスや不安などがその増悪因子となる過敏性腸症候群があげられます。血便を伴う慢性の下痢では、重篤な疾患の可能性があるために内視鏡での検査が必要になります。炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)は、体の免疫機能が関与した腸炎で、若い人にも発症することがあり、的確な診断と継続した治療が必要になります。また高齢者で便秘や下痢を繰り返す人には、大腸癌が下痢の原因になっていることがあり注意が必要です。(さらに詳しい説明と画像が見たい方は、「続きを読む」を押して下さい。)

超音波検査(胃②)
トピックス · 06日 6月 2024
胃アニサキスは、内視鏡でアニサキスの虫体が発見できれば確定診断となりますが、内視鏡で虫体自体を発見できなくても、病歴やエコー像や内視鏡像などから胃アニサキスと診断できることもあります。アニサキスが胃粘膜にかみつくと胃壁は粘膜下層中心の壁肥厚を示し、刺入部は発赤・びらんを認め、虫体が粘膜下に迷入したりすると、虫体に対するアレルギー反応により周囲が粘膜下腫瘍の様に盛り上がることがあります。そのため、アニサキスが寄生する頻度の高い海産物の生食後に腹部エコーで胃壁の肥厚を認めたり、内視鏡にて胃内に粘膜下腫瘍様の隆起を認める場合には、胃アニサキス症が疑われることになります。アニサキスが粘膜面にかみついた部分は、強い炎症性変化を認めることがあり、しばしば粘膜下腫瘍様の隆起の頂上に発赤面やびらんを認めることもあります。また、アニサキスによる粘膜下腫瘍様の隆起性変化が高度な場合は、エコーで白く肥厚して見える粘膜下層内に黒色に腫瘤部組織が確認できたり、高度炎症を反映して周囲に少量の腹水貯留や十二指腸の壁肥厚が確認できることもあります。(さらに詳しい説明や画像が見たい方は、「続きを読む」を押して下さい。)

超音波検査(胃①)
トピックス · 25日 5月 2024
胃は食物が食道を通過した後に入る袋状の臓器で、胃壁は大腸などの腸管と同様に4層構造をしていますが、胃は小腸や大腸より壁が厚く、正常の胃でも粘膜層から深層に向かって層構造が確認できます。胃に炎症が起きると胃壁が肥厚し、胃壁の層構造がさらにはっきり確認できるようになります。ストレスや薬剤、過剰飲酒など様々な原因で胃粘膜に炎症をおこす急性胃粘膜病変(AGML)では、エコーで胃全体に粘膜下層中心の壁肥厚を認め、壁の層構造は比較的保たれています。アニサキスは、サバやイカなどの海産魚類に寄生する体長2~3cmの線状の寄生虫で、アニサキスが寄生する魚介類を生食すると、アニサキスが胃や腸に刺入するため激しい腹痛や悪心・嘔吐などを生じます。エコーでは胃アニサキスは層構造が保たれた粘膜下層中心の壁肥厚を示し、AGMLと同様の壁肥厚像を認めるため、エコー像だけでは両者の鑑別はできません。内視鏡で虫体を摘出できれば症状は速やかに改善することもあり、病歴などから胃アニサキスが疑われた場合には、診断と治療を兼ねた内視鏡検査がしばしば行われます。(さらに詳しい説明や画像が見たい方は、「続きを読む」を押して下さい。)

レモンケーキ
トピックス · 19日 5月 2024
たなべ内科クリニックのシンボルツリーのレモンの木に実った大小たくさんのレモンを先月収穫しましたが、収穫したレモンを使って先日レモンケーキを作ってみました。バターと砂糖に卵を加えて混ぜて、その後に小麦粉を加えて、さらにハンドミキサーでよく混ぜます。よく混ざったところで、レモンの果汁とレモンの皮を加え、型に入れたものをオーブンで30分焼くと、ふっくらとしたレモンケーキが焼きあがりました。生地が冷めたら、粉砂糖とレモンの果汁で作ったアイシングを、焼きあがったケーキに上からかけてレモンケーキの完成です。収穫したレモンを入れたレモンソーダと一緒に家族みんなで食べてみましたが、おいしくできていました。(できたレモンケーキの写真が見たい方は「続きを読む」を押して下さい。)

膵臓癌
トピックス · 05日 5月 2024
膵臓癌は膵臓に発生する悪性腫瘍で、その多くは膵液の通り道である膵管から発生します。膵臓癌の原因としては、糖尿病や喫煙習慣、飲酒、肥満などが膵臓癌の発生率を上昇させると考えられており、また遺伝的な要因が関与していることも分かっています。早期の膵臓癌は自覚症状がないことがほとんどで、早期発見することは容易ではありません。癌が進行してくると、腹痛や腰や背部の痛み、食欲不振、吐き気や体重減少、黄疸などの症状を認めることもあります。膵臓癌が疑われる場合は、腹部エコーやCTやMRIなどの画像検査を行いますが、膵臓癌は他の癌に比べて時に進行が早いことがあり、また膵臓は腹部背側の奥深くにあるために画像検査で診断しにくいことも多く、膵臓癌は診断に苦慮することが多いのも実状です。膵臓癌の治療では、癌が切除可能と判断された場合には手術が選択されることが多く、化学療法や放射線治療を手術に併用した集学的治療が選択されることもあります。手術が困難な場合には、化学療法や放射線治療が選択されたり、病状によっては緩和療法が選択されることもあります。(さらに詳しい説明や画像が見たい方は、「続きを読む」を押して下さい。)

超音波検査(ヘルニア)
トピックス · 25日 4月 2024
ヘルニアとは、臓器が本来あるべき場所から体の結合の弱い組織の隙間などに入り込んで出てくる病態の総称です。腸管などの腹腔内臓器が腹腔外に出てくる外ヘルニアでは、人体の構造的に弱い部分である鼠経部のヘルニアが最も高頻度に起こります。鼠径部には腹腔内から下肢に向かう血管や神経などが束になって出てくる所があり、鼠経ヘルニアではその狭い隙間に腸管がはまり込み皮下に出てきます。鼠経ヘルニアでは腸管が鼠径部の皮下に脱出し、その腸管内に内容物が貯留している像がエコーで確認できることがあります。また、ヘルニアとして突出した腸管の中の内容物が腹腔内につながる小腸に移動する像や、ヘルニア内容の腸管の形が時間と共に変わる像が見られることもあります。腹部の筋肉と筋肉の間にある結合織である白線に穴があき、そこから腹腔内臓器が皮下に出てくる白線ヘルニアでも、白線部の断裂部から腹腔内臓器の一部がヘルニア内容物として皮下に脱出する像がエコーで確認できることがあります。(さらに詳しい説明や画像が見たい方は、「続きを読む」を押して下さい。)

レモンの収穫
トピックス · 07日 4月 2024
昨年末から今年にかけて比較的暖かい冬でしたが、たなべ内科クリニックのシンボルツリーのレモンの木にも、たくさんのレモンの実が実りました。暖かな春の日差しがさす4月になり、黄色になったレモンの実の収穫をしました。今年の春は今までの年に比べて、たくさんのレモンの実をつけてくれました。クリニックのスタッフと共ににレモンの実を収穫して、数えてみると全部で計32個の大小のレモンの実が取れました。たなべクリニックも開院して4年目になりますが、たくさんの実をつけてくれたレモンの木のように、今後も広の医療に少しでも貢献でき、実りのある地域医療を実現できるようにスタッフ一同努力していきたいと考えています。

膀胱炎
トピックス · 04日 4月 2024
膀胱炎とは膀胱内に細菌感染を起こすことで、排尿時痛や残尿感、頻尿などの自覚症状を認める病気です。原因菌は大腸菌を始めとした腸内細菌のことが多く、細菌が尿道から逆行性に膀胱に感染して起こるため、人体の構造的に肛門から尿道までの距離が短くまた尿道自体の長さも短い女性に圧倒的に多く発症します。膀胱炎の診断は、患者さんに症状や病状経過を聞くことで膀胱炎に典型的な症状が確認でき、検尿検査で尿潜血や尿中の白血球が検出さたり、慢性膀胱炎では亜硝酸塩が尿検査で検出されると膀胱炎と診断されます。一時的な細菌感染による急性膀胱炎であれば、しっかりと水分を摂取して十分な尿を排出することで膀胱内の細菌を洗い流すとともに、抗生物質を内服することで1週間前後で治ります。ただし、難治性の膀胱炎や頻繁に膀胱炎を繰り返す場合には、膀胱内結石や尿路の腫瘍性病変などが併存している事があり、それらの病気の有無などを調べるために専門の泌尿器科の病院を受診して、エコーなどの画像検査や膀胱鏡で直接膀胱内の観察を行う精密検査が必要になることもあります。(さらに詳し説明や画像が見たい方は、「続きを読む」を押して下さい。)

超音波検査(小腸②)
トピックス · 24日 3月 2024
腸閉塞とは、何らかの原因で食物や消化液などが小腸内腔を通過できず、腸液の再吸収が阻害され鬱滞して小腸が拡張するため、腹部膨満や腹痛、嘔吐などの症状を起こす病気です。腸閉塞は、腫瘍性病変による閉塞、消化の悪い食物による閉塞、腸の捻転、腹腔内や臍や鼠径部など狭い部分に小腸がはまり込むヘルニアなどの種々の原因で起こるものの、最多の原因は腹部の手術後などに起こる癒着によるものです。腸閉塞では小腸は腸液を貯留し拡張するため、エコーでは黒く見える腸液を含んだ拡張した小腸が観察できます。白色粒状の内容物が拡張した小腸内を浮遊して行ったり来たりする像(to and fro)も見られ、これは腸閉塞の典型的エコー所見です。エコーで黒く見える腸液の中に、ケルクリングと呼ばれる小腸ヒダが白色線状に見えるキーボード・サインを認めることもあります。これは、黒色に見える腸液と白色の小腸ヒダがピアノの白黒の鍵盤の様に見えるためについた名前で、腸閉塞に特徴的なエコー像です。また、腸閉塞では時に腹腔内に腹水が確認されることもあります。(さらに詳しい説明や画像が見たい方は、「続きを読む」を押して下さい。)

尿管結石
トピックス · 13日 3月 2024
尿管結石は尿管に結石が詰まることにより、腹痛や背部痛などを起こす病気です。波がある痛みのことが多く、時に強烈な痛みを生じることもあります。結石はカルシウムやマグネシウム、尿酸などが結晶化したもので、その形成には食生活や年齢、体質、尿管の形状、気候など様々な要因が関与していると考えられています。症状やその発症様式などにより尿管結石と診断できることも多いものの、損傷を受けた尿管からの血液成分を尿検査で検出したり、詰まった結石の有無や、結石が詰まることにより生じる水腎症の有無をエコーやCTなどの画像検査でを調べることにより診断します。尿管結石は膀胱に落ちてしまえば症状は改善するため、痛みの症状に対して鎮痛剤を使用して症状を緩和し、結石が自然落下するのを待つ保存的治療が多くの場合選択されますが、結石が大きい時や、数週間待っても自然落下しない場合には、結石を体外から超音波で破砕したり、尿道から内視鏡を挿入してレーザーで砕く治療を専門の泌尿器科では行うこともあります。(さらに詳しい説明や画像が見たい方は、「続きを読む」を押して下さい。)

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