トピックス

超音波検査(胆嚢③)
トピックス · 19日 9月 2022
胆嚢にできる腫瘤のうち、数ミリ大の小さいものは良性のものが多く、ほとんどがコレステロールポリープと呼ばれる良性のポリープです。これは、胆嚢壁と細い茎で接しているキノコ状の形状をしています。また胆嚢には、胆嚢壁が厚くなる胆嚢腺筋症という良性疾患ができることがあります。胆嚢腺筋症には、胆嚢壁の厚くなる部位により、底部型、分節型、びまん型などのタイプがあります。胆嚢腺筋症では、しばしば肥厚した胆嚢壁の中に小さな空洞ができ、エコー上は小さな黒色の点状の画像に見えることがあります。またその空洞内に小さな結石が詰まると、エコーでは白色の影を引いた白色点状エコーを示すことがあり、これらは胆嚢腺筋症を疑う所見となります。基本的に胆嚢腺筋症は良性疾患ですが、胆嚢粘膜と広い面積で接するような形で胆嚢内で増大してゆく胆嚢癌との鑑別が必要になることがあります。胆嚢の悪性腫瘍である胆嚢癌では、腫瘍部で胆嚢の内膜が不整となる胆嚢壁の肥厚を認めたり、胆嚢と幅広い面積で接っして胆嚢内腔に増殖する淡い黒色の腫瘍像が見られたりします。(詳しい説明と、疾患のエコー画像を見たい方は、「続きを読む」を押してください。)

ノババックスワクチン接種
トピックス · 09日 9月 2022
令和4年になりノババックス/武田社による新しいコロナワクチン(ヌバキソビッド)が認可されました。たなべ内科クリニックでも、9月6日に初めてノババックスワクチン(ヌバキソビッド)の接種を行い、接種された患者さんに重篤な副反応なども起きることもなく無事接種しました。ノババックスワクチン(ヌバキソビッド)は、B型肝炎ウイルスワクチンなどの製造で既に使用された実績のある製造方法で作られた不活化ワクチンの一種です。ノババックスワクチン(ヌバキソビッド)は1回目と2回目の間は3週間以上の期間をあける必要があり、また3回目の追加接種に関しては、2回目の接種から6か月以上の期間をあけて追加接種が可能になります。なお、現時点ではノババックスワクチン(ヌバキソビッド)を4回目の追加接種として接種することは認められていません。たなべ内科クリニックでは今後9月27日(火)の午後にのみ、ノババックスワクチン(ヌバキソビッド)の接種が可能です。あと少しだけ予約枠が残っておりますので、ご希望の方はクリニックの診療時間に電話(0823-71-1001)で予約をしていただければと思いますので、よろしくお願いします。

超音波検査(胆嚢②)
トピックス · 21日 8月 2022
食事をして接種した食物の脂肪成分は、肝臓で作られる胆汁の働きにより効率よく小腸で吸収されます。肝臓で生成された胆汁は一旦胆嚢に貯蔵された後に、総胆管という管を通って十二指腸に分泌されますが、この総胆管が拡張することがあります。胆石などの手術をして胆嚢を摘出した患者さんでは、時に総胆管が拡張します。これは胆汁を貯蔵する胆嚢がないために、術後の長い経過で総胆管が少しずつ拡張ししたものです。胆汁をためる機能を補うための拡張で、異常所見ではありません。また胆嚢が充満型の胆石などに覆いつくされてしまったりすると、同様に胆嚢に胆汁を貯蔵できません。そのような胆汁を貯蔵できない無機能胆嚢の状態が長期にわたり持続することでも、総胆管が拡張することがあります。 また、胆嚢内の胆石が総胆管に落ちたり、総胆管に石ができたりすることがあり、これが総胆管結石です。総胆管結石があると、十二指腸への胆汁の排出が滞り、しばしば総胆管が拡張します。(詳しい説明と、疾患のエコー画像を見たい方は、「続きを読む」を押してください。)

レモンの木
トピックス · 09日 8月 2022
8月になって、ますます暑い日が続いています。たなべ内科クリニックのシンボルツリーのレモンの木も、夏の暑い日差しの中で少しずつ大きくなってきています。冬には一部の葉が落ちて葉の色も少し悪くなったところもあり、また一時は葉の数も少なくなっていましたが、春から夏になって、あたたかな日差しを浴び、多くの若葉が芽生えて、緑豊かな葉が増えてきています。たなべ内科クリニックのレモンの木はビアフランカという種類のレモンで、原産地は暖かい地中海のイタリアとのことです。レモンの木は寒さに弱いために、冬に暖かく夏には乾燥している地域が栽培には適しています。梅雨の季節も終わり、暑い日差しの中でたくさんの葉を付け、すこやかに大きくなってゆくことを期待しています。

超音波検査(胆嚢①)
トピックス · 27日 7月 2022
胆嚢は肝臓が作る消化液(胆汁)を貯蔵する臓器です。肝臓は脂肪成分の吸収を促す胆汁という消化液を作りますが、肝臓で作られた胆汁は一度胆嚢に貯蔵されます。天ぷらなど脂肪を多く含む食事をすると、胆汁は胆嚢から総胆管という管を通って十二指腸に分泌され、胆汁の働きにより脂肪は小腸で吸収されます。エコーで見ると、空腹時の胆嚢は真っ黒に映る胆汁を蓄えた白い薄い壁の袋に見えます。また、胆嚢は食後に胆汁が十二指腸に分泌されるとしぼみ、エコー検査では見えにくくなります。腹部エコーで空腹時のほうが見えやすいのは、このような理由のためです。脂肪を含む食物接種後は胆嚢は萎縮し、白・黒・白色の3層構造をした胆嚢壁が観察されます。また、胆嚢内には長年の経過で石や砂や泥などがたまることがあり、この石や砂のために腹痛や嘔吐、発熱などが起こることがあります。胆石はその表面で強くエコーを反射するとその背後に影ができます。胆嚢には、しばしば大小さまざまな大きさの胆石ができ、いろいろな見え方をすることがあります。(詳しい説明と、疾患のエコー画像を見たい方は、「続きを読む」を押してください。)

4回目のコロナワクチン接種開始
トピックス · 03日 7月 2022
6月下旬より、たなべ内科クリニックでも4回目のコロナワクチンの接種が開始となっています。接種対象は、①3回目のコロナワクチンの接種から5か月が経過した60歳以上の高齢者の方と、②3回目の接種から5か月以上が経過した18歳以上60歳未満の基礎疾患のある方が、接種の対象となっています。今年2月に3回目のコロナワクチン接種を行った60歳以上の方々に6月末に接種券が発送されており、接種券が届いた方から4回目の接種の予約のお問い合わせをたくさんいただいています。また、コロナワクチン1回目や2回目、あるいは3回目をまだ接種されていない方の予約も受け付けており、4回目の方と一緒に接種をしています。現在、呉市内の医療機関でのワクチン接種では、一律ファイザー社のワクチンとなっています。1,2回目や3回目でモデルナ製のワクチンを接種された方でも、その後の追加接種でファイザー社製のワクチンを打つ交差接種でも問題はありません。現在たなべ内科クリニックでは4回目接種が開始となり10日程度経過してますが、当クリニックで接種された患者さんでも重大な副反応は発生しておらず、順調に4回目の接種を進めています。

超音波検査(肝臓②)
トピックス · 22日 6月 2022
肝臓の腫瘍は血管腫を除いて、一般的に小さいものはエコーで見ると黒色に見えることが多いため、淡い黒色の腫瘍があった時には、悪性腫瘍との鑑別が必要になります。血管腫は典型的には白色の腫瘍として見え、肝辺縁にしばしばでき、いくつか同時にできることもあります。しかし、まれに血管腫も黒色に見えることもあります。また、淡い黒色の腫瘍として見つかり肝細胞癌が疑われても、さらなる精密検査の結果ではFNH(限局性結節性過形成)という良性の腫瘍であったこともありました。このように、淡い黒色の腫瘍でも必ずしも悪性とは限りませんが、エコーで淡く黒い腫瘍がみられると癌との鑑別が必要で、綿密な検査が必要になります。また、転移性肝腫瘍は時に、肝臓内に多発する傾向があったり、見え方も黒く見えたり、白く見えたり、腫瘍の周囲に黒色の縁取りがある腫瘍に見えたりなど、多彩な見え方をすることがあります。(詳しい説明と、疾患のエコーの画像を見たい方は、「続きを読む」を押してください。)

超音波検査(肝臓①)
トピックス · 01日 6月 2022
この度のトピックスでは、超音波検査での肝臓の観察について説明します。肝臓は食物の脂肪成分の吸収を促進するための胆汁という消化液を作ったり、血液成分の中の毒物を解毒したりする大切な働きをしている臓器です。焼肉でレバーにあたるのが、肝臓に相当する臓器になります。肝臓は人の体の中で右上腹部の肋骨の下あたりにある大きな臓器で、正常の肝臓はエコーでは灰色の画像の臓器として見えます。それに対して脂肪肝では、肝臓に脂肪がたまるために、肝臓が白っぽく見えます。そのために肝臓と腎臓の皮質(腎臓の外側の部位)との間にコントラストができます。また、肝臓の中に時に、肝嚢胞と呼ばれる水がたまる袋ができることがあります。これは、たいていの場合には人体に大きな影響を及ぼすことはありません。良性の肝腫瘍としては、肝臓には血管腫と呼ばれる血管の塊のような腫瘍ができることがあり、血管腫は多くの場合エコーでは白っぽい腫瘍として見えます。血管腫も人体に悪影響を与えることはほとんどない良性の腫瘍です。(詳しい説明と疾患のエコー画像を見たい方は「続きを読む」を押して下さい)

超音波診断装置(エコー)
トピックス · 24日 5月 2022
今回のトピックスでは、たなべ内科クリニックにて使用している超音波診断装置(エコー)について説明します。超音波診断装置は、プローブという超音波発生装置の先端にゼリーをつけて患者さんの体に当てて、プローブの先端から超音波を出すこで、患者さんの体の中の状態を画像にして観察する画像診断装置です。原理的には、魚群探知機や暗闇の中のコウモリと同じ原理です。ゼリーを付けたプローブを患者さんの体に当てるだけなので、患者さんには痛みもなく、検査による危険も全くありません。腹部の内臓の臓器や、頸部の甲状腺やリンパ節なども観察できるし、また心臓の動きや血管なども観察でき、心臓や血管内の血液の流れ方なども評価できます。 たなべ内科クリニックで開院時に採用した超音波装置はHitachi-Aloka社の新機種であるARIETTA 65です。エコーの装置は年々画質が向上しており、当院が開院してからの約1年間、このARIETTA 65で検査を行ってきましたが、その画質の高さに大変驚いています。このエコー検査で診断できる病気や検査の有用性について、今後トピックスのコーナーで何回かにわたって説明していきたいと思います。

レモンの花
トピックス · 15日 5月 2022
5月に入り暖かい日も増えてくる中で、たなべ内科クリニックに植えているレモンの木にも、新しい葉が増えてきました。それとともに紫色の綺麗な花のつぼみがたくさんつくようになり、そのうちの幾つかが咲くようになりました。先週から、真っ白なレモンの花が綺麗に咲いています。クリニックの前に1本だけ植えてあるレモンの木は、ビアフランカという種類のレモンで、イタリアのシチリア島が原産地です。日本には、第二次世界大戦前に広島県に導入された種類のレモンだそうです。レモンは寒さに弱いために、栽培には冬は暖かく夏には乾燥する地域が適しているとのことです。昨年の冬には、寒さもあったせいか多くのレモンの葉が散ってしまいましたが、春になって暖かくなってきたので、たくさんの葉を付けて、多くの実が実るのを期待しています。

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