トピックス

広土曜夏祭り2024
トピックス · 21日 7月 2024
呉市の広で毎年ある夏のイベント、広土曜夏祭りが7月20日(土)に広商店街でありました。コロナ感染症が流行した2020年と2021年は開催が見送られましたが、2022年より再び開催されるようになっており、普段は行きかう人もまばらなのんびりした広商店街にもたくさんの人があふれ、大変盛り上がっていました。広土曜夏祭りは、昔は広の土曜夜市と呼ばれていた広商店街で行われる夏のお祭りで、今回で50回目の開催ということです。今年の広土曜夏祭りでは、たなべ内科クリニックの駐車場に特設のメインステージがおかれ、7月20日には呉出身の歌手であるMaicaさんが司会進行をされて、ステージではダンスやバレエなどの踊りが披露されました。また蒲刈島出身の歌手の谷龍介さんの歌唱にも多くの人が集まっていました。今年の広土曜夏祭りは7月20日(土)と7月27日(土)に2日の開催となっており、来週の27日(土)にも、たなべ内科クリニックの駐車場に特設のメインステージが設置され、呉出身のアーチストでダンサーでもあるKiichiさんの司会でダンスやバンドの演奏などが行われる予定です。(詳しくは「続きを読む」を押して下さい)

超音波検査(胃③)
トピックス · 14日 7月 2024
胃潰瘍は胃内に分泌された胃酸により、胃粘膜の一部が損傷を受けて欠損した状態です。胃の壁肥厚自体はある程度エコーで評価可能ですが、胃潰瘍自体はエコーでは描出できないことも多く、胃潰瘍の診断は基本的には内視鏡検査で行います。しかし深掘れの潰瘍では、潰瘍底に貯留した潰瘍内ガスが厚く肥厚した胃壁内に白く見えることで、エコーでも胃潰瘍の存在が予想できることもあります。胃潰瘍を発症すると、その炎症が周囲に波及することにより、胃は全体的に壁肥厚を認めますが、胃潰瘍近くの炎症が高度な胃壁では一部層構造が判別しにくくなります。深掘れ潰瘍では層構造が判別困難になり黒く肥厚した胃壁内に、胃内ガス層とは段差のある潰瘍内ガスが白く見える像としてエコーで描出されることがあります。胃潰瘍で胃壁に穴が開き穿孔すると、胃液や胃内ガスが胃から腹腔内に漏れ出して腹膜炎をおこします。胃穿孔時には胃内ガスが腹腔内に流出することで腹腔内ガスを生じることがあり、腹腔内ガスを検出する能力はCT検査が最も優れていますが、時としてエコーでも描出できることもあります。(さらに詳しい説明と画像が見たい方は、「続きを読む」を押して下さい。)

急性膵炎
トピックス · 26日 6月 2024
膵臓は食べ物を消化するために様々な消化酵素を生成し、その消化酵素を含む膵液を十二指腸に分泌しています。正常な膵臓ではそれらの消化酵素は膵臓自身を消化しないように機能していますが、膵液の消化酵素が何らかの原因で活性化され膵臓自身や内臓が膵液により消化されてしまう病気が急性膵炎です。急性膵炎では、強い上腹部痛や背部痛、嘔吐、発熱などを認めます。炎症が腹腔内に波及すると腸閉塞や腹水貯留を認めたり、重症化すると敗血症を併発し臓器障害などを生じて命にかかわることもあります。急性膵炎の原因としては、大量飲酒によるアルコール性膵炎が最多で、胆石や膵管形成異常などにより起こることもあります。膵炎が疑われた場合、血液検査で膵酵素の上昇を確認するとともに、腹部エコーやCTなどの画像検査で急性膵炎の状態を判断します。急性膵炎では絶飲食と多量の点滴による治療が必要になるため、多くの場合入院治療が必要です。また、重症急性膵炎の場合は臓器障害を併発することもあり、人工呼吸器管理や透析治療など専門病院での集中治療が必要になることもあります。(さらに詳しい説明や画像が見たい方は、「続きを読む」を押してください。)

下痢
トピックス · 16日 6月 2024
下痢とは水分を多く含んだ軟便や水様の便がでる症状で、発症して2週間以内の急性の下痢と、4週間以上持続している慢性の下痢に分けられます。急性の下痢でもっと多いものは、ウイルスや細菌などによる感染性胃腸炎による下痢です。ウイルス性腸炎では十分な水分摂取を心がけ、お腹に優しい食事をする保存的治療で改善しますが、粘膜障害の強い一部の細菌性腸炎では抗生剤による治療が必要になることもあります。また、摂取した薬剤や食品などの影響により急性の下痢が起こることもあります。4週間以上持続する慢性の下痢のうち頻度が高いものとして、ストレスや不安などがその増悪因子となる過敏性腸症候群があげられます。血便を伴う慢性の下痢では、重篤な疾患の可能性があるために内視鏡での検査が必要になります。炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎やクローン病)は、体の免疫機能が関与した腸炎で、若い人にも発症することがあり、的確な診断と継続した治療が必要になります。また高齢者で便秘や下痢を繰り返す人には、大腸癌が下痢の原因になっていることがあり注意が必要です。(さらに詳しい説明と画像が見たい方は、「続きを読む」を押して下さい。)

超音波検査(胃②)
トピックス · 06日 6月 2024
胃アニサキスは、内視鏡でアニサキスの虫体が発見できれば確定診断となりますが、内視鏡で虫体自体を発見できなくても、病歴やエコー像や内視鏡像などから胃アニサキスと診断できることもあります。アニサキスが胃粘膜にかみつくと胃壁は粘膜下層中心の壁肥厚を示し、刺入部は発赤・びらんを認め、虫体が粘膜下に迷入したりすると、虫体に対するアレルギー反応により周囲が粘膜下腫瘍の様に盛り上がることがあります。そのため、アニサキスが寄生する頻度の高い海産物の生食後に腹部エコーで胃壁の肥厚を認めたり、内視鏡にて胃内に粘膜下腫瘍様の隆起を認める場合には、胃アニサキス症が疑われることになります。アニサキスが粘膜面にかみついた部分は、強い炎症性変化を認めることがあり、しばしば粘膜下腫瘍様の隆起の頂上に発赤面やびらんを認めることもあります。また、アニサキスによる粘膜下腫瘍様の隆起性変化が高度な場合は、エコーで白く肥厚して見える粘膜下層内に黒色に腫瘤部組織が確認できたり、高度炎症を反映して周囲に少量の腹水貯留や十二指腸の壁肥厚が確認できることもあります。(さらに詳しい説明や画像が見たい方は、「続きを読む」を押して下さい。)

超音波検査(胃①)
トピックス · 25日 5月 2024
胃は食物が食道を通過した後に入る袋状の臓器で、胃壁は大腸などの腸管と同様に4層構造をしていますが、胃は小腸や大腸より壁が厚く、正常の胃でも粘膜層から深層に向かって層構造が確認できます。胃に炎症が起きると胃壁が肥厚し、胃壁の層構造がさらにはっきり確認できるようになります。ストレスや薬剤、過剰飲酒など様々な原因で胃粘膜に炎症をおこす急性胃粘膜病変(AGML)では、エコーで胃全体に粘膜下層中心の壁肥厚を認め、壁の層構造は比較的保たれています。アニサキスは、サバやイカなどの海産魚類に寄生する体長2~3cmの線状の寄生虫で、アニサキスが寄生する魚介類を生食すると、アニサキスが胃や腸に刺入するため激しい腹痛や悪心・嘔吐などを生じます。エコーでは胃アニサキスは層構造が保たれた粘膜下層中心の壁肥厚を示し、AGMLと同様の壁肥厚像を認めるため、エコー像だけでは両者の鑑別はできません。内視鏡で虫体を摘出できれば症状は速やかに改善することもあり、病歴などから胃アニサキスが疑われた場合には、診断と治療を兼ねた内視鏡検査がしばしば行われます。(さらに詳しい説明や画像が見たい方は、「続きを読む」を押して下さい。)

レモンケーキ
トピックス · 19日 5月 2024
たなべ内科クリニックのシンボルツリーのレモンの木に実った大小たくさんのレモンを先月収穫しましたが、収穫したレモンを使って先日レモンケーキを作ってみました。バターと砂糖に卵を加えて混ぜて、その後に小麦粉を加えて、さらにハンドミキサーでよく混ぜます。よく混ざったところで、レモンの果汁とレモンの皮を加え、型に入れたものをオーブンで30分焼くと、ふっくらとしたレモンケーキが焼きあがりました。生地が冷めたら、粉砂糖とレモンの果汁で作ったアイシングを、焼きあがったケーキに上からかけてレモンケーキの完成です。収穫したレモンを入れたレモンソーダと一緒に家族みんなで食べてみましたが、おいしくできていました。(できたレモンケーキの写真が見たい方は「続きを読む」を押して下さい。)

膵臓癌
トピックス · 05日 5月 2024
膵臓癌は膵臓に発生する悪性腫瘍で、その多くは膵液の通り道である膵管から発生します。膵臓癌の原因としては、糖尿病や喫煙習慣、飲酒、肥満などが膵臓癌の発生率を上昇させると考えられており、また遺伝的な要因が関与していることも分かっています。早期の膵臓癌は自覚症状がないことがほとんどで、早期発見することは容易ではありません。癌が進行してくると、腹痛や腰や背部の痛み、食欲不振、吐き気や体重減少、黄疸などの症状を認めることもあります。膵臓癌が疑われる場合は、腹部エコーやCTやMRIなどの画像検査を行いますが、膵臓癌は他の癌に比べて時に進行が早いことがあり、また膵臓は腹部背側の奥深くにあるために画像検査で診断しにくいことも多く、膵臓癌は診断に苦慮することが多いのも実状です。膵臓癌の治療では、癌が切除可能と判断された場合には手術が選択されることが多く、化学療法や放射線治療を手術に併用した集学的治療が選択されることもあります。手術が困難な場合には、化学療法や放射線治療が選択されたり、病状によっては緩和療法が選択されることもあります。(さらに詳しい説明や画像が見たい方は、「続きを読む」を押して下さい。)

超音波検査(ヘルニア)
トピックス · 25日 4月 2024
ヘルニアとは、臓器が本来あるべき場所から体の結合の弱い組織の隙間などに入り込んで出てくる病態の総称です。腸管などの腹腔内臓器が腹腔外に出てくる外ヘルニアでは、人体の構造的に弱い部分である鼠経部のヘルニアが最も高頻度に起こります。鼠径部には腹腔内から下肢に向かう血管や神経などが束になって出てくる所があり、鼠経ヘルニアではその狭い隙間に腸管がはまり込み皮下に出てきます。鼠経ヘルニアでは腸管が鼠径部の皮下に脱出し、その腸管内に内容物が貯留している像がエコーで確認できることがあります。また、ヘルニアとして突出した腸管の中の内容物が腹腔内につながる小腸に移動する像や、ヘルニア内容の腸管の形が時間と共に変わる像が見られることもあります。腹部の筋肉と筋肉の間にある結合織である白線に穴があき、そこから腹腔内臓器が皮下に出てくる白線ヘルニアでも、白線部の断裂部から腹腔内臓器の一部がヘルニア内容物として皮下に脱出する像がエコーで確認できることがあります。(さらに詳しい説明や画像が見たい方は、「続きを読む」を押して下さい。)

レモンの収穫
トピックス · 07日 4月 2024
昨年末から今年にかけて比較的暖かい冬でしたが、たなべ内科クリニックのシンボルツリーのレモンの木にも、たくさんのレモンの実が実りました。暖かな春の日差しがさす4月になり、黄色になったレモンの実の収穫をしました。今年の春は今までの年に比べて、たくさんのレモンの実をつけてくれました。クリニックのスタッフと共ににレモンの実を収穫して、数えてみると全部で計32個の大小のレモンの実が取れました。たなべクリニックも開院して4年目になりますが、たくさんの実をつけてくれたレモンの木のように、今後も広の医療に少しでも貢献でき、実りのある地域医療を実現できるようにスタッフ一同努力していきたいと考えています。

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