年末・年始の休診日について
クリニックからおしらせ · 02日 12月 2023
年末・年始のたなべ内科クリニックの休診日についてお知らせします。令和5年の12月の診察は、12月28日(木)までは通常の診察を行います。12月29日(金)の診察は午前中までの診察となり、29日の午後は休診となります。 年末年始の12月30日(土)~1月4日(木)の期間は、年末・年始の休診日とさせていただき、外来診察はお休みさせていただきます。令和6年1月5日(金)から、通常の平日の診察時間での診療を行う予定としています。年末・年始のお休みにてご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願いします。

超音波検査(大腸④)
トピックス · 22日 11月 2023
潰瘍性大腸炎とは、肛門近くの直腸から口側の大腸にかけて連続して炎症を起こし大腸粘膜にびらんや潰瘍を生じる病気で、下痢などの排便障害や腹痛、血便、粘液便などを生じます。特定疾患の難病に指定されており、その粘膜障害の発症要因には人体の免疫機能が関与しています。潰瘍性大腸炎はその粘膜障害の範囲により、直腸のみに病気が限局している直腸型、直腸からS状結腸や下行結腸,左側横行結腸に限局する左半結腸型、全大腸に病変を認める全大腸型に分けられます。潰瘍性大腸炎の大腸をエコーで観察すると、内視鏡にて塑像な粘膜面が観察される部位に、直腸から連続性の壁肥厚を示します。炎症の程度が軽度から中等度である場合には、層構造が比較的保たれた連続性の壁肥厚像がエコーで確認できます。潰瘍性大腸炎による炎症が高度になると、本来なら白く見える第3層の粘膜下層の判別が困難になり、粘膜層・粘膜下層・筋層が一体となった黒色の層構造判別不能の壁肥厚を示します。また、潰瘍性大腸炎により形成された深掘れ潰瘍が、肥厚した大腸壁内にエコーでも見えることもあります。(さらに詳しい説明と画像が見たい方は、「続きを読む」を押してください。)

大腸癌
トピックス · 11日 11月 2023
大腸癌は大腸に発生する悪性腫瘍で、現在日本人女性の癌死亡原因の第1位、男性の第3位と増加傾向を示しています。大腸癌の発生原因としては、戦後に日本人の食生活が欧米化して高脂肪食になっていることが、増加傾向の一因として指摘されています。初期の大腸癌は無症状のことが多いものの、進行すると血便や下血、便秘や下痢、腹痛や腹部膨満などの自覚症状が見られます。大腸癌の診断で最も診断能力の高い検査は大腸内視鏡検査で、早期大腸癌の一部のものは内視鏡による切除で治療が可能なこともあります。また、進行癌の場合も内視鏡検査時に腫瘍細胞を採取する生検検査を行い、細胞の病理検査を行うことで大腸癌の確定診断をすることができます。大腸癌に対する各種治療は年々進歩してきており、癌が全身に広がる前に治療を開始できれば、たとえ進行癌でも外科手術など各種治療により完治が可能で、そのため病変が進展する前に内視鏡検査で早めに発見することが重要です。また早期の大腸癌は自覚症状がないことが多く、そのため定期的な内視鏡検査による早期発見・早期治療が重要になります。(さらに詳しい説明や画像が見たい方は、「続きを読む」を押してください。)

令和5年秋のコロナワクチン追加接種実施中
トピックス · 05日 11月 2023
令和5年秋のコロナワクチン追加接種が、9月末より開始になっています。使用しているワクチンは、ファイザー社のオミクロン系統のXBB対応ワクチンです。たなべ内科クリニックでも9月25日以降ワクチンの追加接種を開始し現在1か月以上経過していますが、重篤な副反応を認めた方は現時点ではおられません。秋のコロナワクチンの接種対象は、初回接種の終了したすべての方が接種対象となっています。令和5年の春の追加接種を行った方や、春の追加接種の対象になっていなかった人のうち昨年の秋以降に追加接種を行った方に関しては、9月以降に呉市から接種券が順次郵送されています。接種券が届いてお手元にある方はワクチンの予約が可能ですので、ご希望の方はクリニックの診療時間内に電話(0823‐71‐1001)にて予約を取ってください。それ以外の方に関しては、以前に郵送された接種券が手元にあるはずです。接種券が手元にあれば、予約が可能ですので、電話で予約をお取りください。(詳しい説明をご覧になりたい方は「続きを読む」を押してください。)

コロナワクチン予約再開のおしらせ
クリニックからおしらせ · 30日 10月 2023
9月下旬から始まった令和5年秋のコロナワクチンの追加接種は、ワクチン予約の受け付けの一旦中止を呉市から指示されていましたが、国から呉市への12月末までのワクチン供給スケジュールが示されたために、コロナワクチンの予約再開となりました。たなべ内科クリニックでも、ワクチンの予約受付を再開します。11月以降のワクチン接種も9月からの摂取と同様に、オミクロン株(XBB.1.5)対応の1価ワクチン(ファイザー社製)での接種を行います。秋のコロナワクチンの接種対象は、初回接種を終了したすべての方が接種対象です(詳しくは参照ブログ:「令和5年秋のコロナワクチン追加接種について」を参照)。接種券が手元にある方は予約可能ですので、接種をご希望の方はクリニックの診療時間内に電話(0823-71-1001)にて電話予約をしてください。なお、12歳未満の小児の方に関しては、たなべ内科クリニックではコロナワクチンの接種を行っておりません。大変申し訳ありませんが、近隣の小児科クリニックでご相談していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

超音波検査(大腸③)
トピックス · 22日 10月 2023
ウイルスや細菌、寄生虫などの微生物で汚染された食物を摂取することで、腸管に感染をきたす病気が感染性腸炎で、吐き気や嘔吐、腹痛や下痢、血便などの症状を認めます。一般的に、ウイルス性腸炎では嘔吐や水様性の下痢を主症状とする小腸型の腸炎を起こします。一方で細菌性腸炎では大腸の粘膜障害が強いことも多く、血便や粘血便をを伴う大腸型の腸炎をしばしば発症します。細菌性腸炎では、肛門に近い直腸、S状結腸に比べて、小腸に近い盲腸、上行結腸、横行結腸に炎症が強いことが多く、キャンピロバクターや病原性大腸菌などの細菌感染による感染性腸炎でも、深部大腸を中心に大腸壁の壁肥厚像が観察されます。細菌感染の炎症が高度になると、大腸壁の壁肥厚が激しくなり、時に大腸の層構造が判別しにくくなることもあります。アメーバー赤痢という寄生虫による感染性腸炎では、盲腸~上行結腸と直腸に病変を認めやすく、超音波検査では同部位にしばしば壁肥厚像が観察されます。またアメーバー赤痢では、大腸壁肥厚部に白苔の付着した潰瘍やびらんが内視鏡でしばしば確認できます。(さらに詳しい説明や画像が見たい方は「続きを読む」を押してください。)

コロナワクチン予約受付の一時中止について
クリニックからおしらせ · 15日 10月 2023
9月末からコロナワクチンの秋の追加接種が開始となり、現在オミクロン株XBB対応のファイザー社のワクチンの接種が呉市の市内のクリニックで行われています。しかし、先日呉市のワクチン担当班から、今後の国からのコロナワクチン供給の見通しが示されないとのことで、呉市内のクリニックへのコロナワクチンの供給を一時見合わせるとの連絡がありました。現在、秋接種で使用されているXBB対応のワクチンは、今後必ず入荷しますが、国からは何回かに分けて呉市に供給され、次回のワクチン供給の時期がまだ示されておらず、入荷時期がいつになるかの見通しが立たないとのことで、新規の予約受付を一旦中止するように連絡がありました。そのため、たなべ内科クリニックでもコロナワクチンの新規予約を一時中止します。今後、ワクチン供給の時期が国から示された後に、ワクチン予約の受け付け再開になると思います。予約再開となりしだい、こちらのホームページでお知らせさせていただきますので、コロナワクチン接種をご希望の方は、ホームページで「クリニックからのお知らせ」のコーナーを定期的にチェックしていただければと思いますので、よろしくお願いします。

令和5年インフルエンザワクチンの予約について
クリニックからおしらせ · 10日 10月 2023
たなべ内科クリニックでは、10月中旬からインフルエンザワクチンの予防接種を開始する予定で、現在予約を受け付けています。インフルエンザの感染防止策としては、マスクや手洗い・うがいなどの一般的な接触感染対策が有効ですが、インフルエンザワクチンの接種が感染防止に非常に有効です。ここ3年間は、コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、社会的に接触感染対策が広く浸透したたこともあり、インフルエンザの流行は抑えられてきましたが、今年は夏季から例年になくインフルエンザの感染例が認められています。さらに、これから寒い季節になるにつれて、インフルエンザウイルスの活動性も高まり、この冬季にはインフルエンザが例年以上に大流行する可能性が指摘されています。また、コロナウイルスに対するワクチン接種と同時接種も可能です。ワクチンの接種は、その有効な感染防止対策になると考えられますので、接種をご希望の方はクリニックの診療時間内に、電話予約(0823-71-1001)のほどよろしくお願いします。なお、たなべ内科クリニックでのインフルエンザの予防接種は中学生以上の方とさせていただいています。ご理解のほどよろしくお願いします。

大腸ポリープ
トピックス · 07日 10月 2023
大腸ポリープとは、大腸壁の一部分が大腸内腔に突出した隆起物の総称で、40歳以降に徐々に増加する傾向があります。大腸ポリープは「腫瘍性ポリープ」と、「非腫瘍性ポリープ」に分けられます。腫瘍性ポリープには、良性の腺腫性ポリープと悪性腫瘍(癌)があります。大腸癌の90%以上は腺腫性ポリープから発生することが分かっていて、大腸には腺腫性ポリープができやすく、全大腸ポリープのうち7割近くが腺腫性ポリープであると言われています。腺腫性ポリープは発癌リスクがあるため、内視鏡検査で腺腫性ポリープが疑われるポリープを認めた場合は、内視鏡での切除が勧められます。非腫瘍性ポリープには、過形成ポリープや炎症性ポリープ、過誤腫性ポリープなどがあり、基本的には大腸癌にはならないとされています。しかし、粘膜が過剰に発育して生じる過誤腫性ポリープでは時に血便の原因となったり、また鋸歯状腺腫と呼ばれる過形成ポリープの一部のものは、組織的には過形成ポリープに非常に類似しているものの、大きくなると極めて稀に癌化することがあると近年報告されています。(さらに詳しい説明や画像が見たい方は、「続きを読む」を押してください。)

10月17日(火)の午後の診療時間変更のお知らせ
クリニックからおしらせ · 01日 10月 2023
10月17日(火)は、午後より小学校の就学時健診の診察に行くことになりました。そのために、たなべ内科クリニックの午後の診察開始時間は普段は15時からですが、10月17日(火)の午後の診察開始時間は16時からに変更し、同日の午後の診察時間は16時~18時までとなります。午前の診察時間は9時から12時30分までで、普段と変更はありません(ただし、診察受付終了時間は正午)。 ご迷惑をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いします。

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