超音波検査(腎臓①)
トピックス · 07日 12月 2022
腎臓は腰あたりの左右背側に1個づつある、そら豆のような形の10 cm大の臓器です。右側の腎臓は肝臓の足側に、左側の腎臓は脾臓の足側にあり、血液中の不要な老廃物をこしとって尿を作っています。腎臓は外側の腎実質と、腎杯・腎盂・脂肪組織からなる内側の2層構造をしており、正常の腎臓をエコーで見ると、内側が白色で外側が黒色の円盤状に見えます。一方、腎機能が低下した慢性腎不全では、外側にある腎実質の黒色部分が白くなり萎縮し、中心の白色エコー帯がはっきり判別しにくくなります。腎臓にも肝臓と同様に嚢胞ができることがあり、これは液体成分が貯留している袋状の成分で、一般的に腎嚢胞は肝嚢胞と同様に良性疾患で、特に治療の必要はありません。嚢胞は液体成分を貯留し真っ黒に抜けた無エコー像を示すために、判別は比較的容易なことが多いです。腎臓の腎実質で生成された尿は、腎内の尿の通り道である腎杯・腎盂を通り、腎外の尿管に送られ、下腹部にある膀胱に貯留されます。この尿の通り道に石ができることがあり、腎内の腎杯や腎盂にできた結石が腎結石です。(詳しい病気の説明と、疾患のエコー画像を見たい方は「続きを読む」を押してください。

年末・年始の休診日について
クリニックからおしらせ · 02日 12月 2022
年末・年始のたなべ内科クリニックの休診日についてお知らせします。令和4年12月の診療日は12月28日(水)までは通常の診療時間での診察を行う予定です。 年末・年始の12月29日(木)~1月4日(水)の期間は、年末・年始の休診日となり外来診察はお休みさせていただきます。令和5年1月5日(木)から、通常の平日の診療時間での診療を行う予定としています。年末・年始の休診にてご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願いします。

胃ポリープ
トピックス · 27日 11月 2022
トピックスのブログコーナーで胃腸疾患について説明をしています。今回は、胃のポリープです。胃ポリープとは、胃壁の最も表層の胃粘膜から胃の内腔に突出した良性の隆起性病変の総称です。胃底腺ポリープは、周囲の胃粘膜と同色調のポリープでしばしば胃の大弯側に多発しますが、ピロリ菌陰性の胃に発生し、癌化することはまずなく治療は必要ありません。過形成ポリープは、ピロリ菌陽性の胃に発生することが多い赤色調のポリープで、基本的に良性のポリープです。ピロリ菌の除菌により縮小したり、消失することもありますが、2cm以上の大きなものはごく稀に癌化することもあります。2cm以上の大きいものは、内視鏡による摘出が行われることもありますが、小さいものは一般に経過観察となり、ピロリ菌陽性の場合は除菌治療が行われます。胃腺腫は白色扁平隆起として見られることが多い良性のポリープです。胃腺腫は腫瘍性のポリープで、内部に一部癌を含んでいることがあります。基本は良性病変であるものの、一部に癌を含むことがある前癌病変であり、多くの場合内視鏡での摘出が考慮されます。(詳しい説明と画像を見たい方は、「続きを読む」を押してください。)

平日午後の診療についてのご案内
クリニックからおしらせ · 22日 11月 2022
たなべ内科クリニックの月曜日から金曜日の平日の診療時間は、午前が9時~12時30分まで、午後は15時~18時までとなっています。外来診療を行っていない昼の12時30分から15時までの時間に、当クリニックでは大腸内視鏡検査を中心とした内視鏡検査を行っております。令和3年の開院後、徐々に内視鏡検査の件数も増えてきており、午後の診療開始時刻の15時までに予定の内視鏡検査が終了しない日が出てくることが、今後予想されます。このような事情もあり、たなべ内科クリニックの午後の診療時間(特に15時から16時の時間)は、内視鏡検査を優先とさせていただきます。内視鏡検査が長引いたときには、午後の診察開始時間が15時ちょうどから開始できず、お待たせしてご迷惑をおかけすることがあると思いますが、ご理解の程よろしくお願いします。

十二指腸潰瘍
トピックス · 17日 11月 2022
胃や大腸の病気について、トピックスのブログコーナーで説明していますが、今回は十二指腸潰瘍につてい説明します。胃に入った食べ物の一部の成分は、強い酸の胃酸によって消化されますが、その胃酸が十二指腸の粘膜を傷つけて、深い傷となるっている状態が十二指腸潰瘍です。胃酸の影響により潰瘍ができるため、十二指腸潰瘍は多くの場合、胃に最も近い十二指腸球部に発生します。胃酸過多が大きく病態に関係しており、胃酸分泌が活発な20~40歳台の若い人に好発します。症状も、典型的な胃潰瘍では痛みなどの症状が食後に悪化しますが、典型的な十二指腸潰瘍では空腹時や早朝に症状が強く出ることが多く、食べ物を食べると痛みが緩和します。十二指腸潰瘍の主原因としては、胃潰瘍以上にピロリ菌の関与が指摘されています。また十二指腸の壁は胃壁に比べて筋層が薄く、穿孔が起こりやすい傾向があります。重篤な十二指腸潰瘍として、胃潰瘍と同様に「出血性潰瘍」や「潰瘍穿孔」があり、出血性潰瘍では内視鏡的止血術が、十二指腸潰瘍穿孔では外科的手術が必要になることがあります。(病気の詳しい説明と内視鏡画像を見たい方は、「続きを読む」を押してください。

超音波検査(脾臓)
トピックス · 11日 11月 2022
脾臓は上腹部の左側背部にあり、血液の血球成分を作ったり壊したりしている臓器です。エコーでは脾臓は三角形の灰色の臓器としてみえます。脾臓は成長とともに増大し加齢とともに萎縮するため、脾臓の大きさは個人差が大きいものの、脾臓が大きい脾腫が見られることがあります。脾腫であっても異常ではないこともしばしばありますが、時に肝疾患や血液疾患のために脾腫になることがあります。脾臓にも肝臓や腎臓と同様に嚢胞や石灰化が時に見られることがありますが、一般的には病的意義に乏しいことがほとんどです。また、脾臓と同じ組織像を持つ小さな腫瘤である副脾が、脾臓の近くにあることがあり、これは正常変異で病的意義はありません。脾臓付近の左背部に強い外力を受けると、脾臓が外傷によるダメージで損傷することがあります。脾損傷では脾臓内が均一な灰色ではなく、白色や黒色を含むまだらな像を示し、脾損傷により脾表面から出血をすると、被膜下に血腫を認めたりします。腹腔内出血をすると、腸管の間や骨盤内や肝臓・脾臓の周囲の血液成分がエコーで見えることがあります。(詳しい説明と、疾患のエコー画像を見たいかたは「続きを読む」を押してください。)

胃潰瘍
トピックス · 07日 11月 2022
胃や大腸の疾患について、トピックスのブログコーナーで説明していきます。胃内に分泌される強い酸である胃酸により、胃の粘膜の一部が損傷を受けて欠損した状態が、胃潰瘍といわれるものです。通常、胃粘膜は粘液にて防御されているために、胃酸により損傷を起こすことはありません。しかし、胃酸分泌(攻撃因子)と胃粘膜保護機能(防御因子)のバランスが崩れることにより胃潰瘍は発生し、時に多発することもあります。そのバランスを崩す原因として、ストレスや暴飲暴食、ピロリ菌感染、内服薬の副作用などがあげられます。胃潰瘍は一般に内服治療で改善しますが、そのうち重篤なものに「出血性胃潰瘍」と「胃潰瘍穿孔」があります。出血性胃潰瘍では内視鏡による止血術が、胃潰瘍穿孔では緊急の開腹手術による治療が必要になることがあります。また、胃癌による「がん性潰瘍」も注意が必要で、がん性潰瘍は症状だけでは良性の胃潰瘍と見分けがつきません。内視鏡による観察と、内視鏡検査時に組織採取をして行う病理検査で癌細胞の有無を確認し、適確に診断・治療することが必要です。(病気の詳しい説明と内視鏡画像を見たい方は「続きを読む」を押してください。)

BA.5対応コロナワクチンの接種開始
トピックス · 05日 11月 2022
11月2日から、たなべ内科クリニックでもオミクロンBA.5対応のコロナワクチンの接種を開始しました。9月下旬よりオミクロンBA.1対応の2価ワクチンを、たなべ内科クリニックでも接種してきましたが、11月2日から特例承認されたBA.5対応コロナワクチンに切り変えての接種になっています。このワクチンはファイザー社製のコミナティRTU筋注(2価:起源株/オミクロン株BA.4-5)で、今まで接種した方の中にも、現時点で接種後に明らかな重篤は副反応は見られていません。BA.5対応コロナワクチンの接種対象は、1回目と2回目のコロナワクチンの接種を済ませた12歳以上の人での追加接種になります。接種券が手元にない方の予約や接種は、たなべ内科クリニックではできません。現在、コロナワクチンの接種券がお手元にある方はワクチン接種の予約を受け付けていますので、クリニックの診療時間内に電話での予約(0823-71-1001)をお願いします。(BA.5対応コロナワクチンの詳しい説明をご覧になりたい方は、「続きを読む」を押してください。)

BA.5対応コロナワクチンの予約について
クリニックからおしらせ · 01日 11月 2022
11月になり呉市内の各医療機関にBA.5対応ワクチンの配給が始まるため、たなべ内科クリニックでも11月2日から、今までのBA.1対応ワクチンから切り替えて、ファイザー製のBA.5対応のコロナワクチン接種を開始します。日本で第6波の主流となったオミクロン株はBA.1系統でしたが、その後の第7波で主流となり現在国内で流行しているオミクロン株の大半はBA.5系統です。BA.1対応のオミクロンワクチンの接種でも、BA.5に対して中和抗体の上昇が確認されており、BA.5にも一定の効果が期待されていますが、新たに開発され特例承認されたBA.5対応ワクチンは、現在流行しているオミクロンBA.5株を含む変異株に対し幅広い予防効果が期待されています。ワクチンの接種対象は、1回目と2回目の摂取を済ませた12歳以上の方への追加接種です。現在、3,4,5回目の接種券が手元にある方はBA.5対応ワクチンの予約を取ることができます。ご希望のかたは、クリニックの診療時間内に電話での予約(0823-71-1001) をお願いします。(ワクチン接種に関して詳しい情報を知りたい方は、「続きを読む」を押してください。)

ピロリ菌感染症
トピックス · 30日 10月 2022
胃や大腸の病気について、トピックスのブログコーナーで説明していきます。ピロリ菌は胃酸がある胃の中でも生存・定着できる菌で、胃に炎症を引き起こし長年の経過で様々な病気の原因となります。ピロリ菌は井戸水などに生息しているため、昔は多くの人がピロリ菌に感染していましたが、現在の衛生状態が改善した環境ではピロリ菌の新規感染は減少しています。ピロリ菌は胃酸の分泌がまだ十分でなく免疫力も弱い幼少期に胃に定着し、免疫機能が発達した大人になってからの新規感染はほとんどありません。そのため現在の新規発生は、幼少期の口移しや食器の共用などによる家族内感染が多いと考えられています。また、ピロリ菌の持続感染は胃・十二指腸潰瘍などの良性疾患のみならず、胃癌などの悪性疾患の発生率も上昇させ、内服薬でピロリ菌を除菌すると、その発生率を下げることができます。ピロリ菌の検査をしたことがない方は、ご自身の健康のためにも、また次世代の若いご家族への感染防止のためにもピロリ菌検査を行い、感染をしている場合は早期に除菌治療を行うことをお勧めします。(病気の詳しい説明と内視鏡画像を見たい方は、「続きを読む」を押してください。)

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