がんの発見・治療について

たなべ内科クリニックにて先月末に大腸内視鏡検査・ポリープ切除を行った患者さんのポリープが、病理検査結果で早期大腸癌であったとの報告がありました。幸いなことに、この患者さんの癌細胞は粘膜内にとどまる早期の状態で、日帰りの内視鏡治療にて綺麗に取りきれたため、内視鏡での病変切除にて完治となりました。たなべ内科クリニックでは、令和3年3月の開業後から現在までの約1年1か月の間、まだかかりつけの患者さんの数もそこまで多くない中、内視鏡やエコーなどの検査により、いくつかの癌を発見しました。胆嚢癌 1例、膵臓癌 1例、肺癌 1例、胃癌 1例、肝臓癌(転移性肝癌を含む)3例、大腸癌 6例、卵巣癌 2例、また悪性リンパ腫を2例と、計17例の悪性腫瘍を診断しました。その中で、大腸癌に関しては6例中3例が早期大腸癌でした。大腸の内視鏡治療では、早期大腸癌でも、まだ癌が発生する前の前癌状態の良性のポリープでも、その大きさや場所や形により、外来での日帰り切除ができるものもあれば、入院施設のある病院で治療を行う方が安全なものもあります。しかし、たなべ内科クリニックにてこの1年で見つかった3例の早期大腸癌は、幸いなことにいずれも当院での日帰り内視鏡治療で完治切除ができました。胃癌や大腸癌では、たとえ癌でも癌細胞が粘膜内にとどまる早期癌であれば、その形態などにもよりますが、内視鏡での切除で完治できます。内視鏡治療が難しい進行癌でも、早期に手術ができれば外科的治療にて完治が見込まれます。そのために、癌の治療に関しては早期発見・早期治療が非常に重要になります。定期的な検査での早期発見を皆さんにお勧めするとともに、たなべ内科クリニックでは今後も病変を適確に診断・治療することで地域の皆さんの健康に少しでも尽力できればと考えています。